この記事では、初心者向けクロスバイクのおすすめについて書いています。
最近は通学などでクロスバイクに乗っている学生さんをよく見かけますよね。
私がママチャリを愛用していた学生のときは、スポーツ自転車に乗っている人自体が少ない時代でしたが、今やクロスバイクは最初の一台に最適な自転車。
初心者向けのエントリーモデルも、各メーカーが取り揃えているので安心です。
初心者向けのクロスバイクでも、軽さや快適さの違いに驚くはず!
今回はそんなクロスバイク初心者に、注意すべきポイントやクロスバイクを買うときの選び方を解説していきます。
さらには、初心者向けのクロスバイクおすすめ6選も紹介しますので、ぜひ参考にしてくださいね。
1番おすすめなのは、【KHODAA BLOOMのRAIL ST】
日本のメーカーが初心者のために作ったモデルなので、とにかく乗りやすいのが大きな特徴。
フレームにはEAST-Lアルミパイプを使用しているので、軽さも強度も抜群ですよ!
コスパも抜群なので最初の一台にぴったりですよ!

クロスバイク初心者が注意すべきポイント!
初心者だと、クロスバイクについて分からないことがあって当然ですよね?
ここからは、クロスバイク初心者が注意すべきポイントを解説していきます。
ネットでクロスバイクを探していると、聞いたことのないメーカーの妙に安いクロスバイクを見かけることがありますよね?
安い割に、紹介されている画像は見た感じも良く、付属品も色々と付いていています。
お買い得だと思い即購入したくなるかもしれませんが、ちょっとお持ちください!
安すぎるクロスバイクはそれなりの品質であることが多いので、注意が必要なんです。
- 耐久性が低く、パーツの劣化が早い
- メンテナンスや修理が多く発生し、結果的に費用が嵩む
- 適切なアフターサービスが受けられない
- 性能が悪いパーツを使用しているので、走行時の快適さに欠ける
- 品質管理に不安があり、走行中の事故に繋がる恐れがある
安すぎるクロスバイクにはこのような注意点がありますが、一番怖いのがやはり走行中の事故ですよね。
不十分な品質管理のせいで、事故を起こし怪我をしてしまう可能性も十分ありえます。
悪質なメーカーも実際に存在しているので、無名メーカーのあまりに安いクロスバイクには注意しましょう。
クロスバイクは、ママチャリやシティサイクルと違い、付属品が装備されていない場合が多くあります。
- 泥除け(フェンダー)
- ライト
- カギ
- ベル
- カゴ
- スタンド
必要な付属品が装備されているのか、購入前に必ず確認をしましょう。
後から取り付けできるアイテムもあるので、付属品が必要な場合は欲しいクロスバイクに後付けができるかチェックしてくださいね。
自転車のチューブバルブ(タイヤに空気を入れる所)の種類は以下の3タイプ。
- 英式バルブ(ママチャリ・シティサイクルなど)
- 仏式バルブ(クロスバイクなどスポーツバイク全般)
- 米式バルブ(一部のMTBやBMX)



ご覧の通りクロスバイクのチューブバルブは、主に仏式バルブが使われています。
タイヤの空気圧チェック及び空気の補充は定期的に行わなければいけませんが、仏式バルブのクロスバイクは、シティサイクルなどで使っている空気入れでは空気を入れることができません。
クロスバイク購入時はバルブもチェックし、専用の空気入れも同時購入するようにしましょうね。
初心者がクロスバイクを買うときの選び方

ここからは、初心者がクロスバイクを買うときの選び方を解説していきます。
特に重要な点をまとめていますので、最初の一台を購入するさいの参考にしていただければと思います。
初心者が快適にクロスバイクに乗るためにもっとも重要なのがサイズ選び。
クロスバイクごとに適応身長(適用身長)が表示されている場合が多いので、気になるクロスバイクを見つけたら適応身長を確認しましょう。
適応身長がわからない場合には、シートチューブの長さから適応身長を確認する方法もあります。
以下の表からおおまかな適応身長が判断できるので参考にしてくださいね。
シートチューブ | 適応身長 |
---|---|
360㎜ | 約140cm~160cm |
380㎜ | 約145cm~165cm |
400㎜ | 約150cm~170cm |
420㎜ | 約155cm~175cm |
440㎜ | 約160cm~180cm |
クロスバイクとシティサイクルの、分かりやすい違いとは…?
それはズバリ車体の軽さ!
私もママチャリからクロスバイクに乗り換えたときは、その軽さに大変驚きました!
車体の軽さについてはフレーム素材によってだいぶ変わってきます。
種類 | 軽さ | 特徴 |
---|---|---|
クロモリフレーム | △ | 多素材よりも重量がある 丈夫なので倒れても安心 衝撃を吸収しやすく乗り心地がよい |
アルミフレーム | 〇 | 軽量で快適な乗り心地 比較的安価でお求めしやすい価格設定 多くのクロスバイクに使われている |
カーボンフレーム | ◎ | 超軽量でレースや長距離ツーリング向き 振動吸収性は最上級 他素材よりもかなり価格が高い 衝撃に弱く倒れただけで破損する場合もある |
このような特徴から、初心者におすすめのフレームはアルミフレームといえるでしょう。
価格も手頃で、エントリーモデルにもアルミフレームが多く使われています。
クロモリフレームも丈夫でおすすめですが、アルミよりも少し重く価格も若干高くなります。
予算に余裕がある場合は、クロモリフレームも候補に入れてみてくださいね!
タイヤの大きさ(直径)は700Cのクロスバイクが多いですが、太さは主に3種類でそれぞれ特徴があります。
太さサイズ | 特徴と向いている用途 |
---|---|
28C | 舗装路などのスピード走行に向いている |
32C | 安定感があり段差などが多い街中に向いている |
35C | 抜群の衝撃吸収性で長距離走行に向いている |
サイズによってこのような特徴がありますが、私が最初の一台におすすめするサイズは32Cです。
32Cなら平均的な性能を持ち合わせているので、街中の段差もそれほど気にせずに安定した走行ができるので初心者には最適なんです!
ちなみに、27(26)×1 3/8というシティサイクルなどと同じタイヤを使っているクロスバイクもありますが、太さは約35㎜なので35Cと同等になります。
初心者向けクロスバイクのおすすめ6選

ここからは、初心者向けクロスバイクおすすめ6選をご紹介いたします。
ラインナップは以下の通り。
- NESTO(ネスト) SCORTO
- KHODAA BLOOM(コーダーブルーム) RAIL ST
- GIANT(ジャイアント) Escape R3
- LOUIS GARNEAU(ルイガノ) SETTER 9.0 DISC
- GIOS(ジオス) ESOLA
- MERIDA(メリダ) CROSSWAY 110R
では、さっそく見ていきましょう!
メーカー | NESTO |
商品名 | SCORTO |
フレームサイズ | 420㎜(150~165cm) 480㎜(165~185cm) |
フレーム素材 | アルミ |
重量 | 15.4kg |
カラー | マットガンメタル ホワイト ダークブルー |
スポーツバイクブランドNESTOの万能クロスバイク。
カゴ、泥除け、LEDライト、馬蹄錠、ベル、スタンドなど、あると便利なアイテムがほぼフル装備されています。
後付けの必要がないので、装備品を重要視する方には最適の一台。
タイヤはママチャリやシティサイクルなどと同じ27×1 3/8サイズを使用。
馴染みのサイズなので、交換用のタイヤやチューブなども探しやすいですよ。
- 標準装備されているフロントバスケットは。大きめのバックも入る横広サイズなので通勤や通学に最適
- 自転車協会が定めた自転車安全基準の検査をクリアしているので、安全・環境規準適合車(BAA)の認証を受けています

メーカー | KHODAA BLOOM |
商品名 | RAIL ST |
フレームサイズ | 400㎜(155~170cm) 440㎜(165~180cm) 480㎜(170~190cm) |
フレーム素材 | アルミ |
重量 | 10.7kg(480㎜) |
カラー | マットスレートブルー マットブラック ソリッドホワイト |
KHODAA BLOOMもNESTと同じく日本の自転車メーカーであるホダカのブランドですが、RAIL STはSCORTOよりもスポーティなクロスバイクになっています。
これからスポーツバイクに乗る方にとって標準となることを目標に作られたRAIL STは、まさにクロスバイク初心者のための一台。
スポーティなクロスバイクですが、太めで肉厚な32Cのタイヤやフカフカなクッションサドルを採用しているので、長時間の運転も疲れにくいですよ。
- 街乗りには嬉しいベルとキックスタンドが標準装備されていて、コストパフォーマンスも抜群です
- フレームは、入門用のロードバイクにも採用されている、軽さと強度を両立させたEAST-Lアルミパイプを使用しているので、丈夫なうえに乗り心地も抜群

メーカー | GIANT |
商品名 | Escape R3 |
フレームサイズ | 365㎜(140~160cm) 430㎜(155~170cm) 465㎜(160~175cm) 500㎜(170~185cm) |
フレーム素材 | アルミ |
重量 | 11.1kg(465㎜) |
カラー | マットブラック パールホワイト マットメタリックブルー ルビーマゼンタ メタリックセージグリーン |
Escape R3は、世界一の自転車生産台数を誇るGIANTが、2005年から製造・販売を続けている人気のクロスバイク。
変速はSIMANO製の外装3×8段ギアが搭載されているので、走る場所によって最適なペダルの漕ぎやすさが選択可能。
ブレーキは、クロスバイクのエントリーモデルに多く使われているVブレーキを採用。
パワーモジュレーターが搭載されているので、前輪がロックしにくくなっています。
安くて高性能なコスパ最強のEscape R3は、初心者におすすめの一台といえるでしょう。
- 豊富なカラー展開で、ルビーマゼンタやメタリックセージグリーンなど、他ではあまり見ないカラーも取り揃えています
- キックスタンドや泥除け(フェンダー)など、Escapeシリーズ専用のパーツを取り揃えているのでスタイリッシュさを損なわずに取り付け可能

メーカー | LOUIS GARNEAU |
商品名 | SETTER 9.0 DISC |
フレームサイズ | 370㎜(140~155cm) 420㎜(150~170cm) 470㎜(160~180cm) 520㎜(170~190cm) |
フレーム素材 | アルミ |
重量 | 11.7kg(420㎜) |
カラー | LGホワイト マットLGブラック マットアイスグレー モンスターグリーン |
SETTER 9.0 DISCは、個性的な自転車を数多く販売しているLOUIS GARNEAUのクロスバイク。
LOUIS GARNEAUの自転車はおしゃれなイメージが強いですが、SETTER 9.0 DISCは基本性能にフォーカスし”走り”の部分に特化したクロスバイク。
軽量なアルミフレームと、28Cの細めのタイヤを採用しているので、初心者ながらスピードを重視したい方向けの一台といえるでしょう。
- 豊富なフレームサイズ(適応身長140cm~190cm)を採用しているので、小柄な女性から高身長の男性まで対応可能
- SIMANO製の油圧ディスクブレーキを採用しているので、雨天時でも軽いブレーキタッチで安定した制動力を発揮してくれます

メーカー | GIOS |
商品名 | ESOLA |
フレームサイズ | 450(155~180cm) |
フレーム素材 | アルミ |
重量 | 13kg |
カラー | ジオスブルー ブラック ホワイト ブラウン |
ESOLAは、イタリアの老舗自転車メーカーであるGIOSのカジュアルクロスバイク。
見た感じはシティサイクルに近いイメージですが、700Cのタイヤや制動力の高いVブレーキを採用するなど走りの面にも特化した作りになっています。
カラーは定番の4色展開ですが、その中でも人気のカラーは、GIOSの象徴的なカラーと言われている鮮やかなジオスブルー。
- 街乗りに最適なキックスタンド、泥除け、マッドガード、チェーンカバーが標準装備されていながら、税込で6万円を切る価格設定
- フロントバスケット用の台座が装備されているので、別売のバスケットセット(税込8,800円)を購入すれば、後から簡単に取付できます
メーカー | MERIDA |
商品名 | CROSSWAY 110R |
フレームサイズ | 380㎜(145~170cm) 410㎜(150~175cm) |
フレーム素材 | アルミ |
重量 | 11.9kg(410㎜) |
カラー | マットブラック ミントグリーン パールホワイト |
CROSSWAY 110RはMERIDAの人気車種であるCROSSWAY 100Rをベースに作られた日本国内専用モデル。
日本人の中でも小柄な方に特化した作りになっていて、乗り降りしやすい低めのトップチューブを採用したり、ハンドルやステムなど各部に専用サイズの製品が使われているのが大きな特徴です。
初心者の女性や小柄な男性も要チェックな一台ですね。
- サイドスタンドが標準装備されているので、街乗りなどで頻繁に駐輪する方には最適です
- キャリア、前カゴ、Vブレーキ用泥除けなど、専用のオプションが別売で用意されているので、必要な場合は後から取付けが可能

まとめ
今回は初心者向けのクロスバイクおすすめ6選を紹介しました。
ラインナップはこちら!
- NESTO(ネスト) SCORTO
- KHODAA BLOOM(コーダーブルーム) RAIL ST
- GIANT(ジャイアント) Escape R3
- LOUIS GARNEAU(ルイガノ) SETTER 9.0 DISC
- GIOS(ジオス) ESOLA
- MERIDA(メリダ) CROSSWAY 110R
注意すべきポイントや選び方も参考にしていただき、最高のクロスバイクを見つけてくださいね!